2007年にZAP DESIGN WORKSとして営業を開始以来
日本国内の伝統工芸を活かした照明を作ってきました。
当初は組子細工の精緻な面白さにひかれ組子細工と和紙の組み合わせによる照明を中心に製作してきましたが、最近はほぼ100%手漉き和紙による照明を中心に制作しています。
理由は手漉き和紙の持つ表情の多様さ、デザインの自由度の高さ
それに加え、最終的には土にかえる紙という地球に優しい素材を使う事で微力ながらも環境に配慮した活動でありたいと考えたからです。
私の作る照明はテーブルスタンド等の間接照明が主体です。
和紙のやわらかな光を通して一日の疲れを癒やしリラックスできるような空間作りを目指し、一点づつ時間はかかっても世界に一つのオリジナルデザインにこだわり、明かりをつけていない時でもチョット素敵なインテリアとしてお使いいただける様にとの思いで製作しています。
ストーリー
2007年 34年働いてきた株式会社ワコールを早期退社し、個人事業主として独立いたしました。
営業活動としてはそれ迄の経験を活かした「ZAPDESIGN INTIMO」というインティメイトアパレルの
アドバイザーとしての活動。
そして「ZAP DESIGN WORKS」というて作り照明の製作・販売の活動です。
手作り照明を商売にしようとした理由は
1つにはそれまで働いできた業界の大量生産、大量販売のビジネスではなく、良質なモノを自分の出来る範囲で1点づつ製作・販売していきたいという思い。
2つめは前職でフランスに駐在していた折に感じた、間接照明を上手に暮らしの空間に取り入れた
西欧の文化にふれ、魅せられたという体験があります。
3つめに日本国内の伝統産業が衰退しているという流れのなかで、私の故郷石川県にも輪島塗や加賀友禅はじめ沢山の伝統工芸がありますが他の県と同様衰退の流れの中にありました。
その様な業界の流れを少しでも食い止める事ができないかと思い、県内の伝統工芸の技を活かした商品ができないかと考えました。
近頃はそれらの思いに加え、素材として地球に優しい天然の素材を扱う様に取り組むようにしています。
手漉き和紙をベースに漆や植物、砂で等です。
ほとんどが手作りで、まず型を製作後主要素材である和紙を4~5回重ねて貼付け、乾燥後に漆で仕上げる場合は更に日にちが掛かります。
その為、1個を仕上げるまでに3週間前後の日数を要します。
オーダー頂く場合はその期間もふくめ楽しみにお待ち頂ければ有難いです。